Koichi HASHIMOTO

概要
令和3年度科研学術変革(A)に採択されました。階層的生物ナビ学
2021年度計測自動制御学会論文賞を受賞しました。LT行列行分解推定による三次元計測
文部科学大臣表彰(研究)を受賞しました。ビジュアルサーボに関する研究
機械系研究室コラム。動く生物も止まって見える
研究者、駆ける。行動の道理を、数理モデルで解す。
研究内容
背景
本研究室では、ロボティクス、コンピュータビジョン、制御工学などの研究を行っています。日本はロボットの稼働台数世界一の国です。自動車を始め、スマートフォン、情報機器、各種家電など、さまざまな生産現場・工場でたくさんのロボットが利用されています。多品種少量生産の時代になってから、ますますロボットの重要性が高まっています。生産品のモデル変更のとき、ロボットはCADから情報を読み取り、そのモデル用の動作をプログラムで自動的に決定し、センサを用いて間違いなく作業できるからです。製鉄所や鉄道、自動車もビルエレベータもロボットです。私たちの家庭にもロボットはたくさんあります。ルンバだけでなく、エアコンも洗濯機もお風呂でさえ、ある種のロボットです。ロボットメーカ、自動車会社、電機、重工に加えて、グーグルもアマゾンもソフトバンクもロボットに乗り出してきました。わくわくしませんか。
コンピュータビジョン
コンピュータビジョンはディジタルカメラ、プロジェクタ、Kinect、加速度計など、いろいろなセンサを用いて対象の形状や位置を認識する研究分野です。コンピュータと人間のインターフェースとして顔認識やゲームコントロールにも応用できます。スマートフォンアプリでは、カメラを用いた個人認証や立体地図などにたくさん利用されています。複雑な3次元対象(例えば建造物や顔)の認識はとてもホットでやりがいのある研究テーマです。カメラなどのセンサをロボットの制御や生産システムの設計に用いることで、多様な対象の組み立てや目視検査をフレキシブルに実施することが可能となります。アップルもグーグルもマイクロソフトも(もちろんソニーも東芝も日立も三菱も。。。)熱い戦いを繰りひろげています。
ビジュアルサーボ応用
さらに、医学・生物学・化学の分野で不可欠な光学顕微鏡に対しても、ロボット技術は重要な役割を果たします。動物の神経系や筋肉系の動作原理の解明には、動物が何を感じて、どう判断して、どう行動するかを精密に計測する必要があります。具体的には、運動する動物を追いかけて、脳細胞に刺激を与え、神経や筋肉などの細胞活動を定量的に測る装置が必要になります。センシング、画像解析、モータ制御などはまさにロボティクスです。医学・脳科学・生物学の研究者やプロジェクタ、顕微鏡、カメラメーカと共同研究しています。

受験を検討している高校生へ
研究室
私たちは上記のような研究を展開しています。研究室(といっても高校生にはなじみがないと思うのですが、部活のようなものです)のメンバとして一緒に楽しみませんか。大学や企業との共同研究が多いので、四半期や年度の目標設定があり、評価を受けます。学生の自主性を重視するテーマもありますが、やはり、研究を支援してくれている(ファンディングしてくれている)国や自治体の評価を受けます。大学というと論文を書くことが最重要と想像しているかもしれませんが、その前に研究テーマ設定、試行錯誤、実験、そして実験結果を理論的にまとめること(これらをひっくるめて「研究成果」といいます)が要求されます。その過程がとても楽しい。
授業
学生は学部生の期間に数学や物理(高校時代よりもずいぶんと難しくなります)を勉強し、工学の基礎理論と応用をたたき込まれます。これは論理的に思考する筋トレだと思ってください。そして物理・機械工学・電気工学の実験を行い、理論を実験で確かめます(そのための技を磨きます)。そして「研究成果」をプレゼンする実習を受け、先生方のきびしい・あたたかいツッコミに対して誠意を持って答えることで知力を養います。当然、本格的なプログラミングの演習もあります。これらを通して、一人前の研究者を目指します。大学院生は研究者として研究テーマに関する「成果」を上げ、ファンディングしてくれた会社・団体・国に貢献し、特許や論文として発表することが期待されます。
就職
研究室のトップページにあるように、卒業生は一流企業に就職しています。これは本人の努力(研究室での部活)と機械系の伝統ある産学連携(100年にわたる過去にさかのぼって、会社に就職した先輩たち)の賜です。
機械系との関係
本研究室は学部は機械知能・航空工学科、大学院は情報科学研究科に所属しています。教授・准教授・助教は一体として研究室運営を行っています。楽しい発見の過程を共有しましょう。
論文
略歴
- 2023年 日本機械学会フェロー
- 2021年-2022年 日本ロボット学会副会長
- 2019年 日本ロボット学会フェロー
- 2015年-2024年 東北大学大学院情報科学研究科副研究科長
- 2018年、2019年 東北大学総長プロボスト室
- 2016年 日本ロボット学会理事、会誌編集委員会委員長
- 2015年 日本ロボット学会理事、会誌編集委員会副委員長、論文査読小委員会委員(要素分野代表)
- 2014年 計測自動制御学会フェロー
- 2013年 計測自動制御学会常務理事、部門協議会委員長
- 2012年 計測自動制御学会理事
- 2011年、2012年 東北大学総長特任補佐
- 2010年 計測自動制御学会SI部門大会実行委員長、SI International実行委員長
- 2004年 東北大学大学院情報科学研究科システム情報科学専攻教授
- 2002年-2009年 科学技術振興事業団戦略的創造研究推進事業さきがけ・SORST研究員
- 2000年 東京大学大学院工学系研究科計数工学専攻助教授
- 1997年 岡山大学工学部システム工学科助教授
- 1994年 岡山大学工学部機械工学科講師
- 1990年 大阪大学工学部電子制御機械工学科助手
学歴
- 1990年 大阪大学大学院工学研究科博士課程産業機械工学専攻修了(工学博士)
- 1987年 大阪大学大学院基礎工学研究科修士課程物理系専攻制御工学分野修了
- 1985年 大阪大学基礎工学部制御工学科卒業
- 1981年 天理高等学校卒業
プロジェクト
- 科学研究費補助金
- 研究課題データベース
講義
- 制御工学I
- 知能制御システム学
- システム制御工学
橋本グループを希望する留学生へ
- Due to the mandatory retirement age, I do not accept international students.
東北大学情報科学研究科
〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-6-01
居室: 工学部機械系2号館421
Phone/Facsimile: 022-795-7018
E-mail: こういち.はしもと.a8 @ とうほくだいがく
