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Interactive Stickies: Low-Latency Projection Mapping for Dynamic Interaction with Projected Images on a Movable Surface

Shingo Kagami and Koichi Hashimoto
SIGGRAPH 2020 Emerging Technologies

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本研究では,手で自由に動かす平面上に投影されるコンテンツとの物理的インタラクションを可能とするプロジェクションマッピングシステムを提案します.2 次元物理エンジンを用いたシミュレーションにより,投影される動的オブジェクトは,平面の動きに基づいて計算されるバーチャルな重力および慣性力を受けながら,平面上に手描きあるいは印刷された静的オブジェクトとの相互作用により運動します.

提案するアプローチの特徴は,投影される映像コンテンツの生成とその映像の平面上へのマッピング制御が異なるフレームレートで行われることです.映像コンテンツは最大 60 fps で生成され HDMI ポートを通じてプロジェクタに送信されますが,その映像は 400 fps のマッピング制御により平面上に正確に位置合わせされます.そのため,映像コンテンツの生成には遅延があるにも関わらず,その動きは平面上に物理的に描かれた静的オブジェクトと位置ずれを生じることなく相互作用しているように知覚されます.

プロトタイプシステムは既開発の低レイテンシ DMD プロジェクタおよびプロジェクションマッピングアルゴリズムを用いて実装されており,プロジェクタ・カメラ間のキャリブレーションや,平面へのマーカの貼り付けが不要なシステムとして実現されています.

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  • Shingo Kagami and Koichi Hashimoto, Interactive Stickies: Low-Latency Projection Mapping for Dynamic Interaction with Projected Images on a Movable Surface, 47th ACM SIGGRAPH International Conference and Exhibition on Computer Graphics and Interactive Techniques (SIGGRAPH 2020 Emerging Technologies), Virtual Event, U.S.A., August 17, 2020.

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